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ハイビジョンハンディカム長期実戦投入検証

2009年吉日
日本神国 国家主席府

ハイビジョンハンディカム HDR-XR500V の仕様を確認。メーカーサイトからスペックを引用する。
なお引用は、
http://www.sony.jp/handycam/products/HDR-XR500VXR520V/spec.html
のページからコピーし、このサイトの環境に適応させるためHTML構文を整えて掲載しております。

……引用開始……

イメージセンサー
イメージセンサー 1/2.88型“Exmor R”CMOSセンサー
記録画素数 最大1,200万画素相当(静止画)
総画素数 663万画素
有効画素数 415万画素(16:9時)311万画素(4:3時)(動画撮影時)
450万画素(16:9時)600万画素(4:3時)(静止画撮影時)

レンズ
レンズ Gレンズ
ズーム 光学12倍(デジタル150倍)(動画撮影時)
デジタルは光学ズームとデジタルズーム併用の値

光学12倍(静止画撮影時)
フォーカス 自動/手動(ダイヤル・タッチパネル)
F値 F1.8−3.4
f(焦点距離) f=5.5−66.0mm
f(35mm換算) f=43−516mm(16:9時)f=52−624mm(4:3時)(動画撮影時)
f=41−492mm(16:9時)f=38−456mm(4:3時)(静止画撮影時)
フィルター径 37mm
レンズカバー ●(自動)

ビューファインダー/液晶モニター
ビューファインダー 0.27型(16:9)/12.3万ドット
液晶モニター 3.2型(16:9)/92.1万ドット エクストラファイン液晶
タッチパネル

カメラ
最低被写体照度 スタンダード時:11lux(シャッタースピード1/60秒)
ローラクスモード時:3lux(オートスローシャッターON、シャッタースピード1/30秒)
手ブレ補正機能 ●光学式(アクティブレンズ方式、アクティブモード搭載)
シャッタースピード 1/8−1/1,000秒
シャッタースピード
(アイリス優先)
-
シャッタースピード
(シャッタースピード優先)
-
ホワイトバランス 自動/ワンプッシュ/屋外/屋内
ホワイトバランスシフト
明るさ調整
AEシフト
逆光補正(自動/ボタン) ●(自動)

レコーダー/プレーヤー
記録メディア ハードディスク/“メモリースティック PRO デュオ”
“メモリースティック PRO-HG デュオ”(1GB以上推奨)
ハードディスク容量/サイズ HDR-XR500V:120GB/1.8インチ
HDR-XR520V:240GB/1.8インチ
内蔵メモリー容量 -
HDD落下保護機能 HDDスマートプロテクション
映像記録 HD画質:MPEG-4 AVC/H.264
SD画質:MPEG-2
音声記録 ドルビーデジタル5.1ch / 2ch(ズームマイク連動)
風音低減 ●(自動)
録音レベル調整 ●(2段階)
動画記録レート
(平均ビットレート/VBR)
ハイビジョン画質
・FH:約16Mbps HQ:約9Mbps SP:約7Mbps LP:約5Mbps
スタンダード画質
・HQ:約9Mbps SP:約6Mbps LP:約3Mbps
データコード ●(撮影日時、カメラ情報、緯度・経度)
オリジナル編集 ●(削除、分割、プロテクト)
プレイリスト編集 ●(追加、削除、移動)

静止画サイズ
静止画モード時 1,200万画素相当 4:3(4,000×3,000ドット)
900万画素相当 16:9(4,000×2,250ドット)
620万画素相当 4:3(2,880×2,160ドット)
190万画素相当 4:3(1,600×1,200ドット)
30万画素相当 4:3(640×480ドット)
動画モード時 830万画素相当 16:9(3,840×2,160ドット)
620万画素相当 4:3(2,880×2,160ドット)
動画再生時 210万画素相当 16:9(1,920×1,080ドット)
30万画素相当 4:3(640×480ドット)
20万画素相当 16:9(640×360ドット)
静止画記録メディア ハードディスク/“メモリースティック デュオ”
“メモリースティック PRO デュオ”/“メモリースティック PRO-HG デュオ”
フラッシュ ●(プリフラッシュ調光)

その他
アクセサリーシュー ●(アクティブインターフェースシュー)
本体内充電
(付属バッテリーの満充電時間)
●(約2時間15分)

システム
映像音声 入出力端子 HDMI端子・HDMIミニコネクター(出力のみ)
D端子・A/Vリモート端子に統合
映像出力端子・A/Vリモート端子に統合
S映像出力端子・A/Vリモート端子に統合
音声出力端子・A/Vリモート端子に統合
A/Vリモート端子
リモート端子 A/Vリモート端子
USB端子 ●(mini-B/USB2.0 Hi-Speed)
ヘッドホン端子 ステレオミニジャック
マイク入力 ステレオミニジャック
基本バッテリーシステム “インフォリチウム”Hシリーズ対応
電源電圧部 ACアダプター8.4V/バッテリー6.8V、7.2V
消費電力(動画撮影時) ビューファインダー使用時・4.4W
液晶モニター使用時・4.7W(液晶バックライトON)
外形寸法:幅×高さ×奥行
(付属バッテリー装着時)
71×75×134mm(71×75×137mm)
本体質量 XR500V:約500g/XR520V:約510g
撮影時総質量 XR500V:約550g XR520V:約560g (NP-FH50使用時)
XR500V:約580g XR520V:約590g (NP-FH60〈本体付属品〉使用時)
XR500V:約590g XR520V:約600g (NP-FH70使用時)
XR500V:約690g XR520V:約700g (NP-FH100使用時)


……引用終了……

仕様書を読んで意味が分かればそれでいいし、意味が分からなくともそれが仕様である。

かいつまんで使っている人間の感想も付け加えて行く。

まずイメージセンサー(映像素子)。
このカメラは、ハイビジョン映像の録画に関しては、CMOSからハイビジョンに必要なデータ量の2倍のデータを受け取りそこから映像をおこしている。だから、おそらくきれい……
お恥ずかしい限りですが、私は、いまだ HDR-XR500V で撮影したハイビジョン映像を、ハイビジョン画質で視聴したことが無い。
残念ながら私のアパートのテレビは、14型ブラウン管と言う昭和スタイル。
ハイビジョンは表現できない。
このカメラがどこまでの映像を表現できるのか、まだ本格的な映像を撮れていないし、視聴もできないので、動画に関しては何も言えません。

一方、静止画。
このカメラは、映像素子から流れるデータ以上の解像度を持った画像を生成する。
そんなんで本当にきれいな画像は撮れるのか?
それが撮れるんです。私もびっくり。
このページ以降でそれぞれ画像を見ていただければ分かると思います。

レンズ部。
広角は厳しいよ。この一言に尽きる。
ワイドコンバージョンレンズ買うしかないかな……
その代わり、望遠側は、12倍ズームは面白いほど被写体に迫ることができる。

ところ変わって、CMOS。
なにやら、Exmor R COMS センサー っていう最新式の映像素子が乗っているようで、暗いところでも恐ろしく明るく映る。今まで使ってきたコンパクトデジタルスチルカメラが対抗できなかった場所で、普通に撮影できるのは、撮ってる人間からすると、やたら面白いよ。
それに、ナイトショット機能が付いている。真っ暗な部屋でも、赤外線撮影が可能だ。
これは、何も特別なことではない。もともと映像素子は、赤外線を感応する能力がある。通常の可視光線撮影をする状況では赤外線が邪魔なので赤外線をカットして撮影をしている。ところが、可視光線を判別できない真っ暗闇な状況で赤外線のカットをやめ赤外線も感知できるようにしてやると、暗所でも赤外線を利用した撮影ができるようになるのである。
見えないものが見える不思議体験。
可視光線撮影ができないので、撮影した映像に色はまったくのらない。軍事ものの映画で特殊部隊が使ってる暗視スコープみたいに、緑の階調で表現される。
赤外線撮影と言うと、一昔前に騒ぎになった水着スケスケ撮影だが、現在売られているカメラはそういった悪巧みができないように対処されているらしい。やったことないから真偽は不明だが。
実際、明るいところでナイトショットのスイッチを入れると真っ白になります。
(真っ白になるどころか、必要以上の光がCMOSに入り、CMOS破損の原因にもなるらしい。)

その他感想として、バッテリー。
一番大きな NP-FH100 バッテリーを使うと、軽く4時間程度は撮影できる。
スタミナハンディカムを歌っていた時代と比べると撮影時間は短くなったが、バッテリーを2つ持っていれば1日使う分には困らない。
これはこれで、非常に便利である。
便利であるがゆえ、重さが690グラムになり、やたら重い、見た目以上に重い。
バッテリーが残量不足になるのが早いか、体力が残量不足になるのが早いか……
最新技術が詰まっていることはわかってはいるが、分かっていても、とにかく重い。

SONYを選んだ理由

ソニーのハンディカムを持って飲み会に行った時のこと。
「ソニーは壊れやすいですよ。」
と後輩に言われた。
一方、や他の友人からもよく言われる。
「ソニーは壊れやすい。」と。

果たして本当に壊れやすいのか?
本当の意味での「壊れやすい」を検証するのは個人個人では不可能である。
なぜなら、科学的に「壊れやすい」を個人の財力で検証するのは非常につらいからである。
科学的に検証するためには、
「同じような商品」で「同じ日に製造された商品」を、「同じ日から使い始め」「同じ撮影を行い」「同じ条件で持ち歩き」「同じように保管」しなければならない。
ハンディカムであれば、対抗相手は、キャノンやパナソニックやビクターをなるのだろうが、ではこの4社の同じジャンルの製品をすべて同じように使える消費者がどこにいる?
よっぽどの物好きでなければ検証はしない。
すると、誰も検証していない、誰もことの信憑性も知らないのに「ソニーは壊れやすい」と言っていることになる。

同時に、売れている商品数を念頭に置く必要がある。
10万個売れている商品のうち100個初期故障が発生する製品と、1万個売れて20個の初期故障が発生する商品と、どちらが壊れやすいか。
騒ぎになるのは前者だが、壊れやすいのは後者だ。
もし、「ソニーは壊れやすい」という俗説が、大量に売れているがゆえの俗説であれば、それは大した問題ではないのでは?

また別の見解として、
「ソニーよりパナソニックのほうがいい」
「ソニーよりキャノンのほうが色がいい」
との見解も目にする。
両方同時に同じ被写体を撮らなければ、比較できないのにそれをあんたはやったんかい、という突っ込みは置いておいておく。
ここで話題にしたいのは、メーカーの総合力の話だ。

今回購入したのはビデオカメラであるが、そのビデオカメラで撮影した映像を視聴するための液晶テレビや、撮影した映像を保存しておくブルーレイレコーダーや、撮影した映像を編集したいときの編集環境など、そういった周辺機材のラインナップってものもビデオカメラ購入に際して考えたほうがいいのではないか。

そう考えると、液晶テレビのBRAVIA、ブルーレイレコーダーBDZシリーズ、PCのVAIOと、撮影した映像を見たり保存したり編集したりと、その後の一連の動きを1社で賄えるのはソニーくらいしかないのではないかと。
パナソニックはパソコンを持っているが、それはモバイル用途に特化した製品だから、AV編集向けではない。やったことないから出来るか出来ないかは断言できないけれども。

わたしがソニーを選んだ理由は、同じメーカーでレコーダーをラインナップさせているからだ。
ソニーのブルーレイレコーダーを購入すれば、ハンディカムのバックアップは問題なくなる。
同じメーカーゆえ、バックアップにおける接続が担保されるからだ。
同じメーカーでカメラとレコーダーを出している企業は、パナソニックとソニーとなる。
この2社から選択することとなるが、私はハンディカムの静止画撮影機能をコンパクトデジタルスチルカメラの代替品にしようと考えた。
そうすると、デジタルカメラで使っているメモリーカードが共用できたほうが便利だ。ハードディスクに記録できるからメモリーは必需ではないのだが、同じメモリーカードが使えないよりは使えたほうがましである。
手元にあるメモリーカードは、メモリースティックデュオ。
はい、ソニーのハンディカムに決定しました。

他社と比較することが無いので、自分の購入したカメラがいちばん最高だと思っている。
グダグダあっちこっちと比較したくもなるかもしれないが、自分のだけしか見なければそれが最高なのだから、それでいいと思う。


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