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主席の業務日誌・2019年06月

2019年6月
日本神国 国家主席府 直轄都市行政庁         
政策企画統括局 新統合型交通戦略推進本部会議
2019-05 < 2019-06 > 2019-07

6-21

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大人の社会勉強、株主総会に行ってみた!!

ANAホールディングス株式会社定時株主総会

株式投資を始めて数年たっているが、株主総会に出席したことはなかった。
配当金だけでは株主総会会場までいけないからだ。
くわえて、大して興味もなかった。
ただ、せっかく投資しているのだから社会勉強として株主総会に出席してみることにした。

今回出席したのは、ANAホールディングス株式会社の株主総会である。
会場は品川、グランドプリンスホテル新高輪。

新幹線代をケチって大宮駅で新幹線を下車し、大宮駅を途中下車して松屋で朝食をとり、その後強烈な腹痛に耐えながら駅のトイレで冷や汗をかきつつ、危険回避の後、先発する東北線(宇都宮線)からの上野行き列車に飛び乗ったものの、遅れてやってきた高崎線からの東海道線直通横浜方面熱海行きの列車に追い抜かれ、品川まで行くために尾久駅で後続列車に乗り換えた話は大して重要ではないのですっ飛ばす。

品川駅にて下車すると、株主総会会場への案内の看板を持った人がちらほら立っている。
その誘導についていくと会場までスムーズに到着する。
株主総会召集通知を受付で提出し、総会出席者の番号札が付いたネックストラップを渡される。
総会中はこれをつけ続けるよう求められる。
会社をサボっているのに、会社に来たような感じである。
総会が始まるまでは、隣室にて、ANAホールディングス傘下の全日本空輸株式会社の航空機サービスの展示営業を見ながら時間をつぶし、それだけでは飽きたので、会場内で流されていた全日本空輸株式会社の長編CMを見ながら時間をつぶす。
「あなたと車、どんな物語がありますか」のスバルの自動車のCMみたいなものや、旅行積立金のCMを流していた。

時間になり経営陣が登壇する。
代表取締役が司会進行を行う。
事業報告、議決事項の説明、質疑応答、議決、の順番で会議は進行する。
事業報告は事前に作成されたビデオを用いている。
その流れにあわせて配布資料を読んでいく。
議決事項の説明は取締役の就任や報酬等の説明、あわせて配当金の金額の説明、などである。

この後の質疑応答が、株主総会のハイライトになる部分である。
どんな質問でも司会進行役の代表取締役が質問の趣旨に合わせた経営陣の役員を指名して、その役員に回答させる。
そして時々回答者の指名を間違って、「彼は去年の担当者でした」テヘペロ、な感じになるのも、代表取締役の人間性が感じられて面白い。
あげく、ANA Blue SpaceというANAホールディングスの全日本空輸株式会社やその関連企業の研修拠点やイノベーション拠点となる施設が取り上げられたが、代表取締役は、ANAブルースペースを、ANAブルースと言ってみたり、人間性丸出しである。
株主とはいえ、40万円程度準備すればだれでも株主になれるので、そこまでの富裕層というわけではない一般市民が大会社の重役クラスと直に対話できる貴重な機会である。
株主総会、最初の事業報告は「読めばわかるじゃん」の世界だったので、若干時間の無駄だと感じられたが、質疑応答になると、とても面白い。
それこそ、株主専用の「A380を用いたハワイ旅行」の抽選が外れた、とか、案内の文書の文言がおかしい(←こんなのつまんねえ地方議会でも質問しねえぞ、議員でいるために議員でいる立憲民主党の御馬鹿さんと同じレベル、クレーマーの域だ)、とか、配当金増やすくらいならボーイング787の椅子をどうにかしろ、とか、客室乗務員への無理な要求があった時にはある程度強く出てもいいんじゃないか客室乗務員がかわいそうだ、とか、株価下がってるぞ増資するんじゃねえよな、とか、米中貿易摩擦の問題にどう対処していくのか、とか、こういう質問すべてに、経営陣の担当者が一つ一つ回答していく。
事前の調整がなされない、ぶっつけ本番の質疑応答である。
上で例示した『つまんない地方議会』なんて、議員からの質問は首長部局の職員の事前確認が入るし、その時点で頓珍漢な質問は検閲されて排除され、首長部局が回答しやすい質問に作り変えられ、議員もそれを知りながらその台本を読み上げるだけ、そして回答する首長部局も、それに応じて回答用の台本が作られ、回答する首長部局の部局長はその台本を読み上げるだけ。
『つまんない地方議会』は、台本を読みあうだけのお遊戯会未満の低レベルの会議である。
それと比べると、株主総会の質疑応答は真剣勝負である。
質問するほうも質問されるほうも台本はない、一部事前準備の文言を読んでいるだけのような回答もあったが、それでも、その場その場で言葉を選んで回答している様子が見受けられた。
ところどころ、回答になっていない回答が飛び出すと、「回答になっていないぞ!」とヤジが飛ぶが、大方の出席者はそのヤジに笑う程度、一方で株価の問題や米中貿易摩擦問題があろうともANAは収益向上を目指しサービス向上にあたる、といった代表取締役の決意表明にも似た回答には、会場から自然と拍手がわくなど、特段の紛糾もない平和な株主総会である。

質問も大方出尽くしたあたりで、日程最後の議決となり、拍手で以って承認となった。
質疑応答のヤジからして、承認の際に、反対!!のヤジでも飛ぶかと思ったが、特になく平和に終了した。

はじめて出席してみたが、株主会社の最高意思決定がどのように行われているかを実感することができた。
もちろん大株主の合意はすでに取り付けられており、総会でどのような質疑応答や議決がなされようとも議決権ベースでは取締役会の一存ですべて決まるのでしょうが、そうであったとしても、1単元だけであっても株式を持っていればだれでもANAホールディングスのような大企業の経営陣と対等に質問を行え回答をもらえる機会はとても貴重なものである。
たとえ自分が質問しなくとも、参加して話を聞くだけでも価値はある。
結構面白い。
東京までの交通費は高いけどね……