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主席の業務日誌・2019年07月

2019年7月
日本神国 国家主席府 直轄都市行政庁         
政策企画統括局 新統合型交通戦略推進本部会議
2019-06 < 2019-07 > 2019-08

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7-20
仕事のイライラ話、来客の引継ぎは具体的に

想像してほしい。
あなたは、大日本重工業株式会社(仮称)の防衛宇宙事業本部(仮称)の営業統括局艦艇営業部(仮称)の大型船舶課(仮称)の社員で、イージス艦受注業務を担当しているとしよう。
そんなあなたに国防省(仮称)の担当官が客としてやってきた。
最初に来客対応をしたのは隣の課の職員だった。
その職員が、国防省(仮称)の担当官が持ってきた書類を手にしてあなたのところにやってきて、その書類をシャープペンシルでたたきながら、
「相談、イージス艦、相談」
なんて言ってきたら、頭にくるよね。

来客の引継ぎって、新規採用職員研修の初歩の初歩の初歩の初歩で習うことだと思うんだけど。
上記の例で言ったら、
「国防省(仮称)のXさんが、先日うちから送っていたイージス艦設計書に関して相談したいことがあるって来てるから対応よろしく。」
くらいの状況説明をしてから書類を渡すなり来客対応責任を引継ぐなりしないと、第二対応者が適切に対応できないよね。
「相談、イージス艦、相談」
なんて引継いだら、第二対応者が、再度最初からどこの誰かからヒアリングしてから業務開始となる。
そうならないように、第一対応者の段階から、どこの誰が何しに来たのかを聞き出して第二対応者へ引継ぐ。
最低限、どこの誰か、くらいは聞き出さないと。
どんな職員だって複数の業務案件を抱えて同時並行で仕事をしているのだから、どの業務案件かを思案する情報を渡さないと引き継がれるほうも面白くない。
こんなこと新規採用職員研修の初歩の初歩の初歩の初歩で習っているはずなんだが、知っていることとできることって違うんだね。
自分ができているか、って問われると、できてはいないのだけれどね。

余談だが、「相談、イージス艦、相談」って引継いできた職員は、「俺は人材育成の仕事をしたい」って人事異動の希望を出しているらしい。
まずは自分自身が、新規採用職員研修の初歩の初歩の初歩の初歩を実践できていないことを理解する必要があるのではなかろうか。
ひとのこと言えないけどね。


大日本重工業株式会社(仮称)……ではなく三菱重工業のイージス艦。
DDG176きりしま

7-21
仕事のイライラ話、役職者は役職者の役割を果たさないと平社員(一番下の)は疲れるだけ

役職者に対する平社員のもんもんではあるが、暇つぶしに読んでくだされ。
表題にもあるとおり、役職者は役職者の仕事をしろよ、ということ。
昨年度のことだからつい最近の話になるのだが、班長がこれまたひどい人だった。

端的に言って、仕事をしない。
業務時間中に寝る。
業務配分が機械的、下手。
そのわりには、業務時間5分前には着席するよう執拗な指示を繰り返してきた。
定時前出勤を指示しているのだから、超過勤務の対象となるのだが、そこには一切の言及がなかった。
労働基準法違反も甚だしいが、これは今回の議題ではないので省略する。

こんなんだから、
部下の自主性が育つ!
部下が自ら考え行動するようになり主体的に仕事をするようになる!

……なんて部下の成長を評価するのであれば、
それは、その成長する部下が班長の代わりのようになって班内を仕切りだす惨事から目を背けているだけである。
組織なんだから、平社員(下)がいて、平社員(中)がいて、平社員(上)がいて、主任がいて、っていうふうに明確な序列というか、それぞれのポストに合わせた業務、期待される役割ってものがある。
主任ポストにいる者が班長の代わりのように業務に当たるのであれば、それはそれでうまくいくだろう。
だが、平社員(上)が仕切りだしたら、それも2名以上の平社員(上)が仕切りだしたら、仕切られる側からすると非常につらいものがあった。

なにせ、(当たり前だが)、平社員(上)から主任への業務指示は出しづらいようで、直接主任職への指示は出していなかった。
そのかわり、主任職とペアになって事務事業を遂行していた私(平社員(中))に対して、主任職に言いたいことを言ってくるようになったのだ。
すなわち、
「主任の稟議書、ちゃんと見てから回覧している?ここ間違ってるんだけど。」
これが繰り返されることになる。
主任に直接言えよ、っていえないのがつらい。
何せ相手は、平社員(上)で、私は平社員(中)。

そして、これが2人になるとさらに大変なことになる。

平社員(上)A「主任の稟議書、ちゃんと見てから回覧している?ここ間違ってるんだけど。」
私「すみません、なおします。」
…………
私「主任、これ間違ってるって。間違ってるって言うけど、100cmって書かなきゃいけないところを、1Mって書いただけだから間違いじゃないと思うんですけど。」
主任「間違ってるって言うんだから直してやったらいいばい、適当に直しとけ。」
私「じゃあ、適当に直して、稟議再開させます。」
…………
私「直しました、確認お願いします。」
平社員(上)A「今度から気をつけて。」

数分後

平社員(上)B「主任の稟議書、ちゃんと見てから回覧している?ここ間違ってるんだけど。」
平社員(上)A「え、どこ間違ってる? わたし見たときには問題なかったと思うんですけど。」
平社員(上)B「ほら、ここは、こうじゃないの?」
平社員(上)A「でも、これはこうなんだから、この書き方で問題ないと思うんですけど。」
平社員(上)B「たしかに、通常だったらそうでかまわないんだけど、ただ今回の事例だと、これがこうだから、……100cmって書くんじゃなくて、1000mmって書かないとだめだよ。」
平社員(上)A「あ、そうか、じゃあ、やりなおし。」
これを目の前でやられたらうるさくてたまったものじゃない。
最終的に稟議書を私の机においてそれぞれの席に戻っていく、それ主任職の事務事業なんだけど。
大体、平社員(上)Aは、さっきの稟議書で満足してハンコ押したんだよね。
それでいて、「やり直し」って私のところに置いて帰るだけ、ってないんじゃないの??
あんたも共犯だよ。

ほんと、ひとつの班に船頭は一人でいいよ。
そしてその船頭は、船頭の役割を期待される班長が果たすべきなんだけど。
業務時間中、寝てるし!!