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主席の業務日誌・2019年09月

2019年9月
日本神国 国家主席府 直轄都市行政庁         
政策企画統括局 新統合型交通戦略推進本部会議
2019-08 < 2019-09 > 2019-10

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ANA Wings の客室アナウンスが妙に面白かった。

先日、天候に恵まれたとある平日に、福島空港から大阪国際空港まで全日空系列のANAWingsの旅客便に搭乗した。
ちなみに、一昔前まで東京国際空港には国際線がわずかしか就航しておらず、「どこが国際空港だよ!」状態だったが、最近じゃ、777や747-8やA340なんかの国際線がバンバン飛ぶようになって、立派な国際空港となっている。
一方の大阪国際空港は、国際空港と名乗っているくせして、国際線は1便も就航していない。
たまに来る国際線は、アメリカ合衆国大統領専用機程度である。
Mr.President Donald Trump, Welcome to JAPAN!!

さて、この日は天候に恵まれてはいたが、飛行機は若干のゆれを伴っての航行であった。
ドリンクサービスも、暖かいものは提供停止となっていた。
機長判断で温かい飲み物の提供を中止する、と案内されていたので、飲み物提供の判断でこの先揺れそうかどうかがわかるようだ。
なお、揺れはあったが、フリーフォール落下とその後の高度回復の揺れが一度だけだったので、それほどでもなかった。
揺れを感じにくいとされる機体の重心近くの座席だったことも功を奏していたかもしれない。

本題だが、この日のアナウンスが妙に面白かったのでご紹介しよう。
まず離陸して巡航高度に到達するまでガンガン加速し上昇している段階で、通常ならばシートベルトサインが消えるくらいの段階でのアナウンスである。

「ご案内いたします。ただいま、揺れるところを飛行しているため揺れております。
揺れましても飛行の安全には影響ありませんのでご安心ください。
この先、座席のリクライニングとテーブルはご使用になれます。」

揺れるところを飛行しているため揺れている……、そりゃそうだよね。
壊れたから揺れているんじゃなくて、揺れているから揺れているんだよね。
間違いは無い。
間違いは無いけど、どうなのよ。

巡航高度に達し、気流の悪い箇所を通過したようで、シートベルトサインが消灯する。
ベルトサイン消えててもシートベルトしててね、と案内されながら富士山の北側を巡航し、中部国際空港の上空を通過し紀伊山地を降下、奈良県奈良市の若草山や東大寺を眼下に納めるあたりで、
「最終の着陸体制に入りました。」
の案内がされる。
ちなみに、航空機の飛行形態で【最終の着陸体制】って、着陸装置が降りて、高揚力装置も最終段まで出ている状況のことだろうから、客室乗務員の伝える「最終の着陸態勢」よりももっと後の状態のことである。
この日は天気が良く、搭乗したボーイング737-800型機の機窓からも、奈良の東大寺を拝むことが出来た、不思議な感覚である。
ここからどんどん高度を下ろしながら、大和郡山や生駒やらを見下ろしながら大阪市内に入る。

と、ここで機体が左右に揺れ始める。

「ただいま気流の悪いところを着陸しているため揺れております。
飛行の安全には影響ありませんのでご安心ください。
ただいま機体の左右の窓から大阪の市内がご覧になれます。
どうぞシートベルトをしめたままご覧ください。
当機はまもなく着陸となります。」

「揺れるところを〜」の爆笑ポイントを取り返す超絶アナウンスであろう。
揺れに対する気持ちを大阪市内観光遊覧へ切り替えてしまうアナウンスである。
機内に気持ちがあるから揺れていると気になるのであって、外を見ていれば揺れていたって気持ちは外に集中する。
航空機の客室乗務員の本来の姿だと思う瞬間であった。

最後になったが、
私は飛行機の揺れが大嫌いである。
離陸の揺れは金属の塊を上空に無理矢理持ち上げているのだから揺れるのも理解できる。
巡航中の揺れは上空の風の流れに身を任せているのだから揺れるのも理解できる。
着陸の揺れは滑走路の着陸帯めがけて機体を無理矢理誘導していくのだから揺れるのも理解できる。
だからといって、揺れが嫌いなことに変わりはないのである。

9-09
「ドライブレコーダーを設置すれば、煽り運転を受けても大丈夫」という考えは甘い、煽られない運転・煽られたらすぐ避難する運転を心がけたほうが安全じゃないですか??

東名高速道路で煽り運転からの死亡事故が発生してからというものの、煽り運転のニュースや動画が定期的の盛り上がるようになった。
大騒ぎに盛り上がっているのはここ最近のことだろうが、煽り運転自体は、東名高速の件が発生する前から存在していた。
煽り運転、という意識をしていなかっただけだと思う。

わたしが福島県の浜通りに勤務していた平成23年から平成26年にかけてのの事例だが、速度制限標識により時速60キロに制限された暫定二車線の高速道路を時速80キロで走行していたところ、ルームミラーでフロントナンバーはもとよりフロントグリルすら見えないくらいに接近して続行されたことがある。
最近だったら、即煽り運転で警察通報案件になるのだが、当時は「煽り運転」という意識がなく、関わっちゃいけない人たちだから刺激せず目も合わせず普通通り運転して(それこそ、写真撮って相手を『威嚇』するなんて出来なかった)、抜かせるところで抜かしていってもらえば良い、それくらいの認識であった。
たいてい追越車線の箇所で抜かしていくのだが、次のインターの出口交差点で前後が入れ替わっただけで信号待ちしていたものである。

一般道の事例だと、速度制限標識により時速50キロに制限された追い越し禁止の国道を時速60キロくらいで走行していると、ギラギラ・オラオラ・シャコタンのセダンに続行されることが多かった。
何年前のセルシオ?セドリック・グロリア?クラウン?って世界だったが、彼ら彼女らは、直線区間でわたしが軽く減速しながら自車を左側に寄せると、サンキューハザードと共に追い越していってくれるので、大して害はなかった、サンキューハザードにパッシング1回で挨拶してみたりね。
ギラギラ・オラオラ・シャコタンって街中じゃ見なくなったよね〜!!
令和の時代のギラギラは、VIP車ではなく、「ハロゲンライトのヘッドライトを内部のライト部分だけLEDやキセノンに入れ替えて、車検適合しないような過剰光量のヘッドライトに改造している型落ちの軽自動車」に代わってますね。

今だったら、道路交通法第30条「車両は、道路標識等により追越しが禁止されている道路の部分及び次に掲げるその他の道路の部分においては、他の車両(軽車両を除く。)を追い越すため、進路を変更し、又は前車の側方を通過してはならない。」に違反しているYouTubeに晒せ!!ってなるんでしょうけど。
抜かされたからって自分に害が発生するわけじゃないんだから、放っておけば良い。
むしろ、昔のギラギラ・オラオラ系の方が、前の車に追いついたら、追い越し禁止だろうとかまわずに直線区間など場所をわきまえて追い越して行ってくれたから、楽だったよね。
今の人って前の車をどかせようと粘着するけど、何で抜かしていかないんだろう。
前の車に接近して圧力かけている時点で、道路交通法第26条「車両等は、同一の進路を進行している他の車両等の直後を進行するときは、その直前の車両等が急に停止したときにおいてもこれに追突するのを避けることができるため必要な距離を、これから保たなければならない。」に違反しているんだから、道路交通法第30条に重ねて違反したところで痛くもないんだから、勝手に抜いていってくれればいいのに。
(単に下手だから、が正解に近い回答ではないかと確信しております!)

以前だったら、「放っておけ放っておけ」で済んでいたものを、煽り運転だと騒ぐ傾向が強くなっているように感じられる。
そのためか、「煽られた、じゃあ先に行きやすいように避けるか」という運転をすれば良いものを、「煽られた、速度そのまま(むしろ減速)、動画撮影よし、犯罪の証拠だ!!警察に告訴だ!!」と、煽られた側も好戦的になってはいないだろうか?
その傾向からなのか、街ゆく車のドライブレコーダー装着率は上がっているように見受けられる。

ただ、そのドライブレコーダーの動画に過信しすぎていませんか?
その動画があれば、警察は運転手をすぐに逮捕してくれますか?

ドライブレコーダーがあろうとなかろうと、煽り運転を受けている最中に、運転しながら110番通報を行い、煽り運転行為の現行犯で警察に検挙されない限り、運転手の逮捕は難しいのではなかろうか。
なお、その煽り運転行為も車間距離保持義務違反など道路交通法で定められた義務違反を行っていない限り検挙にはならないし、行政罰程度で終わってしまう場合もある。
みんなが期待する免許剥奪とか懲役刑とか、そんなものはよっぽどのものではない限り適用にはならない。

現行犯でもしんどいのに、事後の被害届の提出と動画の提出では、運転手の特定が非常に困難である。
というのも、その動画で撮影できているのは車だけで、運転手は撮影できていません。
車を撮影していれば、車の持ち主を探し出すことが出来ます。
ただし、その撮影した日時に、その車の持ち主が運転していたことを示すものではありません。
「その日は車を知人に貸していた。知人はそんな運転はしない。知人を信じているので、誰に貸したかを警察に情報提供することは拒否する。知りたければ令状を持ってきてくれ。」
持ち主にこう言われたら、警察は令状を取ってまで車の持ち主から運転手の情報を聞き出し、その運転手を検挙するでしょうか?
「その車は、仲間内で共有している車だ。その日誰が運転していたかは分からない。」
こう言われて、警察は共有者全員の当日の動向を調べてまで対応するでしょうか?
するんでしょうけど、数日で終わる話ではない。
こんな煩わしい事件に付き合うほど時間に余裕があるんであれば良いんですが、普通はそんな時間的余裕はない。

車から降りてきて
「ゴルァ〜」
的なことをして、運転席に乗って走り去った。
そんな動画をおさえていたとしても、車に乗った後、「ゴルァ〜」のひとが運転したかどうかは、動画からは分からない。
運転席のドアから乗ったとしても、車内で入れ替わっていたら、その人が運転していたかどうかは分からない。
「ゴルァ〜」のひとが後部座席のドアから乗降していたら、運転手は撮影できていないし、もしかすると、「ゴルァ〜」のひとが後部座席から運転席に乗り移って運転しているかもしれない。
煽り運転は、あくまで、運転者を検挙する必要があるから、動画だけでどうこうできる話ではない。

そもそも、逮捕ってものは、その人の人権を著しく制限するものである。
一度逮捕されて名前が出てしまったら、不起訴となったとしても犯罪者扱いされるのが我が日本社会である。
「痴漢冤罪防止」を叫ぶ諸君であれば、この意味はわかるであろう。
えん罪事件は絶対に防がなければならない。
逮捕は慎重に慎重を重ねて、客観的な証拠を複数確認して、裁判所の許可を得てからの逮捕となる。

これには相当の時間が必要となる。
動画を提出して、すぐの逮捕など不可能だ。
また、時間が経てばたつほど証拠はなくなっていく、逮捕は出来なくなる。
こんなのに付き合っているほど、時間的余裕(暇)がある人ならいいのですが、普通はそんなものないですよね。
法の正義と秩序を守るのが自分の責務だ、そう思っているんだったら自分の時間と全身全霊を掛けて煽り運転の運転手を相手にすれば良いでしょうが、そんなの相手にしているより、法務大臣になったほうがよっぽど法の正義と秩序を守れます。

だからといって、警察の対応が芳しくないからと、動画をYouTubeにアップロードし車を晒して持ち主を特定し、インターネット上で誹謗中傷を行うと、逆に名誉毀損罪で刑事告訴を受ける恐れがある。
煽り運転をやったかやってないかはもはや問題外となる。
我が国は自力救済を否定しているので、法律違反への制裁は、国家権力のみが許されている。
その国家権力が頼りないのが玉に瑕である。

以上より、煽り運転を受けた事後の対応は極めて面倒くさいものだといえる。
事後のためにドライブレコーダーを準備するより、「煽られない運転をする」「煽られてもすぐ逃げられる運転をする」「煽られたらグダグダしていないで現行犯逮捕事案にするため即刻通報する」この3つが重要だろう。
最初からドライブレコーダーが必要ないような、煽られないような運転、煽られてもすぐに避難できる運転をするほかない。
あるいは、煽り運転を受けたら冷静に110番通報を出来るように、常日頃から運転中の携帯電話通話を練習しておくか……、法律違反だけどね。