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主席の業務日誌・2011年07月
2011年07月吉日
日本神国 国家主席府 主席官房総務企画課
2011-06 < 2011-07 > 2011-08
7-04、7-05、7-06、7-11、7-26、7-30
7-04
職員調査票って物がある。
今の仕事の量が多いか少ないか、中身に興味があるかないか、転勤したいかしたくないか、希望の勤務地はどこか。
ただし、この調査票のすごいところは、ポジティブ回答には理由はいらないが、ネガティブ回答には理由が必要というところにある。
たとえば、仕事の中身に興味がないと回答すればその理由が求められるが、興味があると答えれば理由は求められない。
転勤したいと回答すれば(現職場へのネガティブ回答)理由が求められる。
正直、今の職場が居心地が悪いので(なんか体育会系の雰囲気がして好きじゃない)全部ネガティブ回答したかったのだが、残念ながら本音を書いたら怒られそうなのでネガティブ発言は自粛した。
よって、全部、中立回答。
仕事の量も、興味も、転勤希望も、希望勤務地も、ぜーんぶ中立回答。
「普通」「特になし」のオンパレードである。
もっとも、声なき声はすべて体制派認定だから、なんも意味はない。
そんなひどい調査票を作って出したものの、部長は普通に受理してくれた。
どうせ、中身をまともに見てはいないんだろうけれど……
ちなみに、同期は、配属後間もないにもかかわらず、何やら今の仕事に否定的なことを書いた揚句転勤希望で書いたらしく、彼の直属の部長に呼び出しを食らったらしい。このように、空気を呼んで体制翼賛回答をするよう仕向ける雰囲気が、体育会系雰囲気を醸し出しており、好きになれないのである。嫌なものは嫌なのである……社畜にゃなれないな、オレ。
7-05
ついに我が日本神国 主席府 原子力災害対策本部 現地対策室に、地上波デジタル放送対応液晶テレビが導入されました。
アナログ停派に間に合いました。
が、福島県は、アナログ停派が延長になったんですよね。
テレビ局は大変だ、デジタル放送とアナログ放送の両方の電波を送信し続けなければならない。
テレビ局二つ分だぞ、放送機材の面から考えると……。
さて、そんなことはどうでもよろしい。
購入したのは、SONY BRAVIA KDL-40EX500 という機種。
2010年2月モデルなので1年以上前の製品である。
今流行のLEDではなく蛍光管のバックライトだし、3Dには非対応だし、録画機能も非搭載である。
しかし、時代遅れなモデルなので、32インチの最新機種と同等の価格で、40インチのディスプレイを購入できる。
録画機能なんて、ブルーレイレコーダーを別口で買えばいくらでも対応できる。
3D対応なんて、今後3Dが主流になるまで待てばよい。その時買い換えて、40EX500 は、パソコン用のディスプレイにすればよい。
こだわるべきはサイズである……
ゆえに、カタログ落ち間近な、KDL-40XXE500 を購入した次第である。
そんでもってこのテレビにはHDMI入力端子があるんで、HDMI出力端子のある神国旗艦のVPCF14とケーブル一本で接続できる。
接続すると、パソコンの画面を40インチの大画面に映し出すことができる……。
というか、今回の購入目的は、大画面液晶にパソコンをつなぐことだったりする。
しょうもない画像を40インチに表示させたりでき、しかも、画質調整も表示位置調整も全自動である。
(1920×1080で出力される映像信号を、1920×1080の液晶ディスプレイに表示するのだから、そもそも位置合わせする暇もなく、ジャストフィットされる。)
かつて実家のパナソニックのブラウン管テレビに、PCG-GRT99V/Pからコンポジット出力した時よりはるかに簡単便利だ。
だけどもだっけっど……
全体的に機能の動きがトロイ。
メニュー設定がクロスメディアバーの奥のほうにあって使いにくい。
設定画面の一覧性がない。
画質設定の操作性がいまいち。
総じて、画面がでかくて、細かい設定まで変更が効いて、細かく設定して自分好みの画像にすることができる。
が、設定変更が面倒臭すぎて、その機能を生かし切れない。
もっとも、普通に使う分には、設定なんていじくらなくとも平気だ。
設定いじくらなくとも、比較できるようなテレビが自分の家にないのならば、全く気にならない。
(だから、電器屋で画質を比較したってしょうがない。自分ちに持って帰れば、自分の家ではそれが最高画質になるのだから……)
7-06
職場の、職場としての歓迎会。
緊急時避難準備区域で酒飲むなんて俺には出来ねえよ……
公共交通機関が完全に麻痺(JR常磐線、福島交通各路線、常磐交通各路線、みな完全ストップ)している以上、酒飲んだら家に帰れねえし……
それより気になったのは、うちの部長のお言葉。
「松本龍復興大臣の言うことも一理ある。」
続けて曰く、
「国には国の、県には県の、市町村には市町村の、それぞれ役割があって、そのどれが欠けても、復興ははかどらない。」
「県がちゃんとやらなければ、国がいくらやったってどうしようもない。」
「だから、松本は、県や市町村がしっかりやらなければ、国は何もやらないよ、って言ったんだよ。」
……ふ〜ん、つまりはこういうことか。
国が何もしない理由を市町村に押し付けたってことか。
でもさ、いまって、災害時なんでしょ。
緊急時なんでしょ。
非常時なんでしょ。
初めてのことなんでしょ。
「初めてのことだから行政に手落ちがあってもしょうがない。」
って、一時そういう世論があったじゃない。
なんでその時に、国や県や市町村の権限を越えて、県や市町村が冒険できなかったのかな。
非常時なんだから、自分らでできることはどんどんやっちまってもいいと思うんだよね。
これは国の、これは県の、これは市町村の……
ってことを今さらやっていないで、できることをガンガンやりまくればいいんじゃないの。
だって、非常時なんだから。
初めてのことなんだから誰も怒らないよ。
こういう、失敗しても怒られないような雰囲気のときこそ、地方公共団体は冒険するべきだったんじゃないですか。
冒険して、国の権限も食いついていく。
なし崩し的に権限を食いちぎって、なし崩し的に地方分権を勝ち取っていく。
たとえば、国は物資輸送に注力し、地方自治体は被災者救出・避難対策に注力する、なんてことをなし崩し的にやったらよかったんだよ。
実際には自衛隊が輸送して自衛隊が救出して、福島県が輸送して福島県警が救出して……なんてことになっていたけれども。
だけれども……
原子力災害による県内への被害をすべて東京電力と国の責任に押し付け、自分は被害者ヅラしているアノ県知事じゃ何にも出来なかっただろうな。
いまもできてねえし。
7-11
牛からセシウム……
あ〜あ、風評被害による被害を叫んでいたくせに、実害発生させてたわけですか。
福島県は、風評被害の被害者から、汚染食物を流通させた加害者になりました。
もはや、風評被害は存在しません、実際に汚染しているんだから、風評でもなんでもない事実なんです。
放射性物質が、北西方向の飯舘・福島ルートと、南南西方向の茨城ルートで、福島県や関東圏に飛散していることは明明白白。
県民の避難を考えた場合、いまだに原子力発電所からの放射能汚染の制御ができない以上は、同心円状で一定の距離を確保できない人間は避難させておいたほうが安全ではある。
しかし、その同心円ってのは、あくまで「制御下におけない放射性物質の放出があった場合に備えた準備」であって、すでに放出された放射性物質に対する行動指針ではない。
すでに放出されたものに対する行動は、環境放射線量の高い地域を重点的に対処していくべきである。
60キロ離れているから、70キロ離れているから、……というのは、原子力発電所から放射性物質の放出に備えた準備をする際には有効な考え方だが、すでに放出されて地表に落下している放射性物質に対する対処の考え方としては間違っている。
何十キロ離れていようが、環境放射線量が通常時より高ければ、そこには放射性物質があるんだから、線量が高い地域は、それこそ放射能汚染チェックを徹底しなければならない。
徹底しなければ、福島の農畜産物は、いっさい買ってもらえなくなりますよ。
実際、福島県民の私でさえも、買いたくないですから。
最後にもう一度大事なことを。
制御下に置けていない原子力発電所からの放射能大量放出に備えるためには、同心円状が合理的。
放出された放射性物質による放射能汚染に対応するためには、環境放射線量を目安とするのが合理的。
今の段階では、この両者の思想を同時並行していく必要がある。
ところが国や県や東京電力は同心円状にこだわり、地元住民は環境放射線量にこだわる。
両方の思想を同時並行しなければならないのに……。
7-14
完全に夏バテ一歩手前。
数日前から、出勤時も漫然と前の車にくっついて運転しているような状態だった。
暑くて怠くなってきたので、急遽、上司に頼んで先日の休日出勤分の振り替え休日を、翌15日にいただくこととした。
そういうわけで、さっさと帰りました。
んで、土日に合わせて実家に帰ることとするが、なるべく車の運転はしたくない。
疲れているので2時間以上運転なんかしたくない(やれと言われれば頑張るけど)。
ゆえに、公共交通機関を駆使することとなる。
沿岸部を南北に走る公共交通機関はほぼ全滅状態だが、幸いなことに沿岸部と中通りを結ぶ公共交通は動いている。
これ幸いに、公共交通を駆使して、実家へ帰省しました。
7-26
担当業務の初任者向けの研修が開催された。
……郡山で。
いまだ試用期間の身分なので、事務所の車は運転してはいけないことになってる、不文律で。
不文律なので、明文化された規程があるわけではないので、上司の指示があれば運転しても問題はないのだが、そこは試用期間中の新規採用職員、下手に運転させて事故あれば問題になりかねない(あくまで他の職員との比較の問題である)ので、車両管理担当の運転手さんの運転する車で郡山まで往復となった。
何年前だよこの車!!
というクラシックカーの助手席に収まっての移動であったが、いやはや、足元狭いしエアバッグ無いしボンネットデカイし……
運転しろって言われたら拒否したいね。
もっとも、マニュアル車なんで、免許条件で拒否できます!!
さすが天下無敵のオートマ限定。
7-30
なんとなくドライブしてて、田舎の交差点。
対向車の大型トラックがゆっくり左折したのでその隙に右折を完了しようとしたら……
なんとまあ、大型トラックの後ろに営業用のステーションワゴンがくっついて曲がってきたではないか。
大型トラックの後ろは前方視界が遮られるので、ある程度広めの車間距離を保って後続車が走っているものだと思い、その隙間に入れてもらおうと思って右折したのだが、そのもくろみは外れてしまった。
あと少し気づくのが遅ければ衝突するところであった。
お〜、あぶないあぶない。
運転は「行けるかもしれない」ではなく「確実に行ける」と判断できるときだけ行かないと危険である。
そう思い知らされた瞬間でもある。
ちなみに、この地域のドライバーって強引な運転が目に余る。
青になった瞬間急加速で右折するし、左折は大型バスでもやらないような車線右側に寄ってからの曲がり方である。
車が少ない田舎だから事故が起きないだけであって、こんな酷い運転、交通量の多い中通りでやったら、事故頻発である。
街のサイズも小さい田舎なんだから、もっとゆったり運転しましょうよ。
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