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主席の業務日誌・2015年12月

2015年12月吉日
日本神国 国家主席府 直轄都市行政庁           
政策企画統括局 財政政策統括官付機動投資対策班
2015-11 < 2015-12 > 2016-01

12-26

12-26

我が主席府第二世代旗艦のVPCF14AGJがかなりの爆音をとどろかせている。
たいした処理をお願いしているわけでもないのに、電源オンの後、しばらくすると、かな〜りうるさい。
人民解放軍の原子力潜水艦じゃあるまいに……
どんだけうるさいか、SpeedFan(http://www.almico.com/speedfan.php)を導入に、ファンの回転数を確認してみる。
電源投入直後から3000回転の後半の数字が出てくる。
大型車ならレッドゾーン突入、それどころか、タコメーターを振り切っている。
そして、フラッシュ広告べたべたのコピペブログをいくつも見始めると、4000回転はおろか、下手すると5000回転まで高回る。
CPU温度も、60度を軽く超え、80度に達するくらいの高温状態となる。

あまりに高温すぎるので、ふたを開けて内部のお掃除をすることとしました。
VPCF14AGJをひっくり返し、裏側のネジというネジをことごとく外していく。
その過程で、HDDを外し、ブルーレイドライブを外してその裏にあるネジも外し、メモリのふたを開けてメインボードにつながるフラットケーブルを外す。
全部外しきって、ブルーレイドライブ近辺から筐体を開けている。
VPCF14AGJのサイズにしてはきわめて小さいメインボードが出てくる、筐体の半分を占めるのは、ブルーレイドライブとHDDドライブである。
特にほこりっぽい埃もなく、かなり新品同様にきれいな状態である……、そういえば、1年半くらい前に、5年保証が終了する前に「ファンがうるさい。」という不定愁訴で修理出して自動温度調節装置の交換をしてもらって内部も掃除して返却してもらったおかげで、内部がきれいなのだろう。
こんなにきれいなのにファンがうるさいのはどういうことだろう。
と、思いながらファン近辺を見てみると、ファンの空冷用銅板に綿埃がシートのごとく張り付いている。
これではファンがいくら回っても、空冷用銅板に空気を浴びせることが出来ない。
これらを爪楊枝を駆使して丁寧に取り除き、掃除終了。
筐体を閉じて電源を入れてみる。
すると、いままでの爆音が嘘のように、静かなパソコンが復活した。
先述のSpeedFanで状況を確認すると、電源投入直後はファンの回転数は3000回転を下回り、負荷をかけまくってもファンの回転数は4000回転を超えなくなった。
CPUの温度も、60度未満で推移するようになった。

かくして、VPCF14AGJの掃除大成功である。

そして、掃除ついでに、搭載メモリを12ギガバイトに増強してみた。
VPCF14AGJは、Core i7 840Q を搭載している。
希望小売価格570ドル(2010年当時)の代物であるが、対応メモリは8ギガバイトまでとなっている。
これはインテルのホームページ情報なので、そういうものだと割り切り、旗艦運用していても、8ギガバイトのメモリ搭載であきらめていた。
ただ、今回、精密ドライバを持ち出して作業していたため、魔が差して、部屋に転がっているSVS13に搭載していた12ギガバイトを構成する8ギガバイトのメモリと、VPCF14AGJに搭載していた8ギガバイトを構成する4ギガバイトのメモリを、交換することとした。
搭載して電源オン、BIOS起動して、メモリを認識しているのを確認、続いて再起動しWindowsも起動、コンピュータの基本的な情報の画面で認識しているメモリ搭載容量を確認すると、しっかり12ギガバイトと認識してくれている。
その上で、実際に8ギガバイトを超えて利用できるかどうかを、ストレステストすることとする。
メモリをバカ食いするように、ブラウザを何個も立ち上げてあっちこっちのページを開きまくった。
そんでもって、thilmera7で、どれくらいのメモリ使用量になっているかを見てみると、しっかりと9ギガバイトを超えるメモリ使用量と表示された。
かくして、インテルのホームページ情報を超えるメモリを搭載しても認識してくれて、それを活用することも出来ました。
インテルのホームページ情報はなんなんでしょうか……。

なお、この分解清掃やメーカー公称値以上のメモリ搭載による不具合は、完全に自己責任である。
分解によって無線LANの物理スイッチがぶっ壊れ、無線ネットワークに接続できなくなったとしても、完全に自己責任である。
……そう、分解によって壊してしまったのである。
泣く泣く再分解の上自己修理するしかないのである……泣泣……。
修理と言っても、結局は、基板上の小さいスイッチを精密ドライバで動かすしかないのであるが……。
その基板上のスイッチを動かし、再度筐体を組み直した上で接続チェックを行うと、接続に成功したので一安心である。