帰省報告

2007年吉日
日本神国 国家主席府 主席官房課 視察手配担当

１、２、３

さあ、再び東京に戻る日ですが、Ｕターンラッシュの、後半の山にバッティングしてしまいました。
事前に指定席をおさえたものの、目的の列車はうまっており、後続の、Ｍａｘやまびこ１階通路側を購入するのに精一杯でした。
１階席って、何も見えないからつまらないんですよね。それに、通路側って、東京駅に着いてから降りる準備をしたんじゃ、窓側のお客様に怒られてしまいますし、あまり好きじゃないんですよ。
まあ、混んでる時期だから仕方ないんですがね。

…………

しかし、混んでる時期だからこそ、腹の中では、しょうもない散財計画が始動しようとしていたのだ。
すなわち、乗車する前に、グリーン車に乗車変更して、グリーン車で帰ってやろうという、散財プロジェクト。
ちなみに、グリーン車に乗車した際の特急料金（新幹線特急料金）は
自由席特急券（新幹線自由席特急券）＋グリーン車使用両
ということになっております。
特急や新幹線のグリーン車というのは全席指定席となっておりまして、グリーン券の料金の中に、指定席料金が含まれているのです。
そう言うわけで、通常の指定席標準装備の特急券（新幹線特急券）から、指定席料金分を引いた料金、すなわち自由席料金に、グリーン券分が加算されることとなるのです。
よって、グリーン車指定席は、通年一定の料金で座れます。
普通車指定席が、閑散期・繁忙期の設定で、２００円引いたり（指定席３１０円）２００円ふっかけたり（指定席７１０円）といった、わかりにくい料金の上下があるのとは大違い。
さて、お気づきの方がいらっしゃると思いますが、通年一定のグリーン席と、変動価格の普通車指定席。
繁忙期に乗車すると、指定席の値上がりと相まって、グリーン車との価格差が縮まるのです。
グリーン車も手ごろな価格に感じてしまうことになるのです。
散財計画ここに成立、グリーン車初体験となるはずでした。

せっかく、グリーン車に乗るのです。
そりゃもう、ネットでいろいろ調べまくりましたよ。狙いをつけたのは、Ｅ４系Ｍａｘ。
結構大きそうな椅子なので、狙ってみることに。
ＪＲの、Cyberstationあたりで、こまめに空き状況をチェックしていたのですが、グリーン車は寸前まで空いていそうでした。
そういうわけで、乗車寸前に、指定席券売機（地元の駅にもありました）にぶちこんでグリーン車に変更をかけようと考えていたのですが……

…………

東京へ帰る前日、うちの母ちゃんの提案で、明るいうちにアパートに到着できる列車で帰ることとなりました。
（ちなみに、アパートから東京駅までの時間と、東京駅から地元新幹線駅までの時間が、ニアイコールな環境ですので、さっさと引っ越ししたいのですが、これは別の機会に。）

当日駅へ行くと、……
どういうことか、うちの母ちゃんまで駅の中まで付いてくる始末。
鉄チャン行為がはばかられます、トホホ。

グリーン車への変更を画策し、「指定席あいてないから、グリーン車使っちゃおうかな〜」と言ってみるものの、肯定の回答は無い。
指定席券売機に切符をぶち込みつつ、「あいてなかったらグリーンにしちゃうよ、自腹切るから。」と言って、上の料金に関する事情と当日のアップグレードにかかる費用を説明したのですが、
なんと、次発のＭａｘやまびこで、２階普通車指定席Ａ席（窓側）があいていることが判明。
うちの母ちゃん、よかったね〜などと喜ぶが、こっちはちっとも良くない。
散財プロジェクトが〜。
結局、Ａ席に変更し、【指定席取り消し済み】の赤字が入った"乗車券・新幹線特急券"の１枚の切符と、座席情報だけの"新幹線指定席"の切符の２枚が出てきた。
グリーン車乗りたかったな〜。
まあいい。ホームで、新幹線鑑賞だ、と思ったのですが、母ちゃん入場券でついてきたよ。
鉄チャン行為が完全にできないじゃん、トホホ。

もっとも、先発で入ってきたＭａｘやまびこを、この時間に入るのは臨時列車だ、と見破っちゃう時点で、鉄チャン行為に走っているような感じもしますが。
このＭａｘやまびこを、後発のはやてが、豪快に抜き去る。その瞬間、Ｅ４系の巨体が、ぐらりと揺れる。
ちなみに、Ｍａｘやまびこは、５分程度の停車時間でしたので、おそらく１０分程度の差で２４０キロ超の物体が追走していたのではないでしょうか。
素晴らしき新幹線。

そして、後続の定期列車に乗車。
窓側ですので、手を振っておきました。
ちなみに、あと十数秒遅れていたら、Ｂ席Ｃ席のお嬢様がたに、Ａ席への新入経路をブロックされるところでした。彼女たちも帰省のＵターンのようで、荷物が大きい。
さて、快適な新幹線で、再び東京へ戻ってきました。


Ｅ４系Ｐ８１編成と、Ｅ２系０番台あさま編成の並びです。
連結器の高さの関係で、Ｅ２系もＥ４系も、鼻の位置が同じ高さになっております。

今回も切符は持ち帰ってきました。
"乗車券＋新幹線特急券"と、"新幹線指定席"の２枚です。
なお、東京駅から特急かいじが、１日数本出ているということを全く知らなかった私は、特急かいじに乗車できる時間帯にもかかわらず、ふつーに中央線に乗車し、普通に京王線へ。
そして、いつもの日常へと、戻っていくのでありました。 さて、散在プロジェクトを遂行できなかった後遺症が、変な方向へ、加速することとなりましたが、別の機会に。